「すきまにはさまる(デフォルメ版)」企画書
ゼロゼロエスエス 松岡 武/伊藤 弘子

すきまについて

 私の中にある隙間というものは、生活空間という ものの中でとても重要なアイテムのひとつで、そ れはかなり心地よい空間になっています。
  押し入れに入って遊んだ記憶や基地を創って遊ん だ記憶のなごりであり、そこに自らの意志で圧迫されるセクシャリズムの変化だと感じています。 人にはそれぞれの心地よい状況と空間の混ぜ合わせ方というものがあると思います。広い空間で音のない空間が心地よいと感じる人もいれば、狭い空間にもののあふれた状態が心地よいと感じる人もいます。空間と状況の変化の中にその人の感情があらわれてくることに興味があり、そのひとつとして隙間と圧迫というあまり体験しない状態をつくりました。今回は体験するすきまのデフォルメを加えたものを制作します。すきまとデフォルメされた自分の姿によって隙間に挟まる体験をしてもらいます。

 

「すきまにはさまる(デフォルメ版)」

1. 人が通れるギリギリのすきまに蓄光塗料で通路を創る。
2. バネ付きの壁によってすきまが動き調節が多少できる。
3. 壁の動きによってアクリルミラーが動き、
  すきまと観客が細くなって潰されているように見える。
4. 図aのAを起点に壁が動き、その動きによって
  ミラーのカーブの大きさに変化が生まれる。
   *α地点では細い(小)、βでは細い(大)、γでは普通にうつる
5. α地点ではゆとりのある隙間、βでは窮屈になり
  γ地点ではゆとりあるすきまとなる。