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□ 展示タイトル
ペット・アーキテクチャー・プロジェクト
□ テキスト
密集する建物の1mの狭間、細分化された小さな土地、道路と線路に切り取られた細長い街区など、東京には都市の開発に伴い、副産物といえるような場所がたくさんつくられている。これらは異なる都市システムの狭間に生じたり、あるいは都市システムそのものに内在する未定義なスペースであるが、そんな常識外れの小さな敷地にも犬小屋以上建物以下の構築物が佇んでいたりする。それらの細部に目を向けると、その場所の状況を正確にトレースするだけでなく、開口や雨仕舞や自販機、空調機といった取るに足らないはずの部分が、建築の全体を決定してしまうような、ユーモラスなスケール感が認められる。
このような愛嬌のある建築は、そのデザインによるというよりは、存在からにして他と区別しうるものになっており、その小ささと人間や環境との距離感から都市空間にとってはペットのような存在といえる。
そのことをひとつの仮説として、これらのペットのような建築(=ペット・アーキテクチャー)のヴァリエーションによって都市の隙間をリサイクルし、東京を再編しようとする試みがペット・アーキテクチャー・プロジェクトである。これは観察のレンジを少しだけ細密にすることで、都市空間の可能性を拡大しようとする試みである。このプロジェクトでは、現在の東京に散見されるペット・アーキテクチャーのリサーチ行いながら、1/1つまり実物大のペット・アーキテクチャーを自主製作し、それを東京の隙間に挿入する予定である。
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