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| タイトル:スキマ犬 我が家の犬、アラシはお世辞にも頭がいいとは言えない。"ラブラドールは盲導犬になるような犬種だから頭がいいに違いない!”と、決め込んだ家族が独断で私が日本にいないスキをついて飼った。お陰で私の愛猫はストレスから早死してしまい、この犬を巡って私と 家族のスキマ、いや、溝が深まった。 賢い犬は頭蓋骨がしっかりくっついているらしい。そうではない犬は頭蓋骨にスキマがあるらしい。アラシの頭にはスキマがある、、。 しかし、そんなアラシを連れて散歩に行かなければいけない。なぜ私が?と文句を言いつつ散歩に出る。 私の住む大田区蒲田から羽田にかけての一帯はその町自体がスキマである。東京のスキマ。この町の散歩は楽しい。 しかし、アラシは思うように散歩をさせてくれない。これが、一人ならもっと散歩に専念出来るはずなのだが、あちらこちら勝手に暴走するので体力が消耗する。 飼い主と飼い犬の関係とは案外スキマだらけなのかも知れない。人間の描く理想とは動物にとってみては迷惑なものだ。 アラシはそんなスキマを気にせずスキマ散策に精を出している。この犬はスキマが好きなのか、、?と思い込むのも恐らく又、アラシとの間にスキマを生んでしまいそうだが。 早川 満友 *犬の散歩風景のドキュメンテーションをビデオを使って見せる。作者からの視点で撮っているのだが、犬の突飛な動きにより、中々被写体を定められないで苛々した様子を再現している。 |