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   「透き間」それ自体、本来不可視な存在。我々の惑星<地球>。この我々の棲む場所を月面より眺めれば、暗黒の真空空間<宇宙>と、赤道直12,714Kmの地表のわずか10Kmにもみたないほんのわずかな<透き間>に在る。生息限界も標高5Km以下である。この、宇宙からの視座において、この地球上の全生物を定義するならば、その存在は<透き間的な生命体>と言えるだろう。この意味で我々<人類>は、<透き間生命体>としての遺伝子を受け継ぎながら進化した<透き間的な存在>にほかならい。結果、人類は様々な<透き間>を、本能的に生み出す事になった。人類最初の住居も<透き間>を探すことから始まった。つまり建築の本質は、そのデザイン性や機能性ではなく、物理的な空間の奥に隠されてはいるが、人類の<透き間への欲求>に他ならない。都市とは、この巨大な<透き間への欲求>が生み出した<透き間の迷宮>と言えよう。世界のどの都市も、その都市構造の本質には、様々な時代の<透き間の迷宮>が重層し、より複雑な<透き間構造>を作り出しいている。この我々の東京という名の不可視な<透き間構造体>を可視化し、少しでも読み解くことができるのであれば<透き間的な存在>が明快に認識できるであろう。