2002.10.19 Mトレ(1)「木造住宅解体編3 & 湯島もみじ的棟上げ儀式」
021019
8:00 - 17:00


@現場

Mトレ第一弾:木造住宅解体編も最終予定日。
(今回はげんさんの写真を使わせていただきます。げんさん、ありがとう^^)

土曜日ということもあって、今までで一番多くの参加者が集まりました。ここ最近、天気が優れないということで、当初の予定を変更。今日は大工さんが現場には入らないことになりまして、また後日天気を見計らって、最後の細かい解体作業を行うことになりました。

朝8時30分、産廃トラック到着。今日は昨日来てくださったオッチャンともう一人若い兄ちゃんの二人、二台です。残っている瓦礫ゴミと木くず、畳を学生が総動員で運んでいきます。時にはオチャン達と話し合って、積み上げる順序を考えてみたり、連係プレイさながらスムーズに力仕事を進めていきます。

一方、ほぼ屋根と骨組のみになった既存住宅内部。当初、一階のアトリエ部分は床を張り替える予定だったのですが、諸事情によりコンクリートを打ちっぱなし、そのまま仕上げにすることになりました。まぁ、その方が機能的にも使いやすい面もあるのです。そこで、一階の床を総て取ってみたらあまりにもGLのレベル差が激しいではないか...

と、ここで斉藤研の登場 ^ ^。ということで今日はいつもの宮里さん、市川君に加えて斉藤研先鋭隊3人が加わってのGL馴らし作業。既存の柱ポイントで基準をとり、現状のGLの起伏をある程度把握した上で、新しくGLを設定します。糸をピンっと張ったらあとは肉体作業。スコップ片手にエッサホイッサ。。

作業終了!!!に合わせて申 明銀さん&ミル君の登場。打ち上げの準備で僕が現場を離れて帰ってくると、現場はあっとう間にミル君の怪獣遊びの戦場と化していました^ ^;

ミル君の音頭と共に「カンパーイ^ ^」

と、ここで仕切直し。

ちょっとしたイベントの始まりです。

巫女役として...
理事長ことプログラム担当の田中元子の初仕事。

前庭を舞台に植樹のために持ってきた榊の苗木二本をバックに火を焚き、塩と真水を供えます。葉のついた榊の枝を持った元子殿は土地の霊に対して言葉に捧げる... ひとときの荘厳な雰囲気に皆引き込まれていました。続いて家の四方に酒と塩を供えます。

家の南側に榊の木を皆で植えます。写真はミル君が土をやっているところ。このあと参加者全員で植栽されました。無事、この家と共に丈夫に育ってくれるといいのですが...

 

その後はビールとワインで打ち上げ。。 3年生のみなさんもお疲れさま。 作業自体は辛い部分あったと思いますが、 きっと得られた部分も大きいのではと思っていたら、 写真左のひげ面君からメールをいただきました。

「今回Mトレは普段経験できない事を経験でき、とても楽しくやらせてもらいました...」うれしい限りです。是非是非、またこれからも参加してくださいね。

途中から造形大の奥山さん、大場さん、構造の岡田さんもかけつけました。写真は左から、風邪の中かけつけた慎也さん、斉藤研市川君、岡田さん、斉藤研宮里さんです。飲みながらも、次の問題点をどう解決するのか。話し合っているところです。

無事、大きな役目を終えた田中さんことハナちゃん。中村さんも明銀さんも大変喜んでいましたよ。「本当にありがとう^ ^ 場が引き締まって、素敵なひとときでした。」って。。

左からハナちゃん、宮里さん、げんさん... 右に見えるのは斉藤研の中山君ですね。斉藤研のみなさんには本当に感謝です。

本当にみなさんお疲れさまでした。現場はまだまだこれからで、早速来週にはMトレの第二回が行われます。

最後に豆知識

「榊:さかき」
暖地の山林に自生するツバキ科の常緑樹。 樹高12m 直径30cmに達する。葉は長楕円形、濃緑色で光沢がある。 花は7月、白色、果実は丸く11月黒く熟する。 常緑樹で美しく、勢いがあり、神事にふさわしいとされる。榊は神の依代とされたり、玉串として弊をつけて、神に奉納したり、神威を表示した り、境にさしてしめ縄をはるなどに用いる。また門松、神棚の供えもする。古く記紀に天 の岩戸で榊に玉や鏡をかけて御弊としたと記されている。位が高く普通の家庭には植えないという。魔除けに用いる。 神社でのお祭りや神棚として 使われる。