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▽それはさらに言葉という記号にならないですね。
▼これは僕の中で根本的に価値観をひっくり返すような重要な体験と発見でしたね。
▽理想的な美術の学校をつくろうとした場合どのようなものを求めますか?
▼一つの柱としてはオープンなスタジオの集合体みたいな所ですね。あらゆる素材に対応した専門の機材が充実した、かなり広くて空間の余裕があって、だれでも好きなときに使用できて、年齢制限もなくてね。いろんな人が自由にそこで作業ができるわけ。もちろんそれぞれの素材に対して、ちゃんと機材の使い方や素材に対してアドバイスしてくれる頭の柔らかい作家が指導者として張り付いていてね。もちろんすべての工房に数人ずつね。とにかく手を動かす作業をすることが専門的にできるラボ空間の集合体は必要でしょうね。音の工房も含めてね。東急ハンズの素材の多様性に、充実した工房と専門家が付いたような感じかな。でも、それは一つの柱であってさ。もう一つはやっぱり、ゼミっていうか、研究会とか講座とかかな。それも自由選択制で面白いゲスト作家には一週間ぐらいずつでいいからレクチャーとワークショップと学生個人との作品ミーティングを行ってもらう。あと自分が抱えている問題や意識を引き出してくれるカウンセラーみたいな人も必要かな。個人の問題と社会の問題と表現の問題とそれぞれの距離感をしっかり測れる人かな。あとはしっかり人が澱むことができる気持ちいいカフェ空間かな。そういう核となるシステムの周辺に個人のスタジオが点在している状態かな。だんだん贅沢になってきた。
▽東急ハンズはそんなにつっこんだものがなくて、本当にその先に行こうと思うと単なる見積り程度のものしかおいてない。そこがイイのかも知れませんね。
▼カタログとして重要なんでしょうね。
▽東急ハンズをつくるのは難しいから、東急ハンズの側につくるっていうのがイイかもしれませんね。
▼それでいいのかもね。渋谷の東急ハンズの横に葛西の臨海水族園の空間をそのまま公園ごと持ってきてそれが工房になっているような。ついでに弁護士や政治家も常勤のスタッフとして欲しいですね。
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